U-21(21歳以下)日本代表の手倉森誠監督(46)が、五輪予選が、所属クラブと違うポジションでも戦える人材を発掘する。まず札幌でFWの荒野をボランチに、東京の幸野もFWか攻撃的MFだが「ボランチでどこまでできるか試したい」と明かす。東京VのFW中島は「FW、サイドハーフからトップ下に変えたら面白そうだ」と、新たな可能性を引き出す。ロンドン五輪までホーム&アウェー方式だった予選が、今回から中立地で集中開催のセントラル方式になる。

 手倉森監督は「短期決戦では必ずギャンブルが必要な時が来る。その時に(4バック以外の)6人を全員攻撃の選手にして、最大の攻撃態勢をつくらなければならない。その準備が必要」と説明した。