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オシム監督19日までが最初のヤマ

 日本協会の田嶋幸三専務理事(49)は17日、前日16日未明に急性脳梗塞(こうそく)で入院した日本代表イビチャ・オシム監督(66)の容体などについて都内で会見。依然として集中治療室(ICU)に入っており「良くも悪くもなっていない」と厳しい状態が続いている。関係者によると右脳にダメージを受け左半身がまひしており、倒れてからおよそ3日がヤマになるという。千葉・浦安市内の順大浦安病院には常時2人のスタッフを配置し、家族らに特別室も手配した。

 オシム監督の容体は依然として、厳しい状態にあるようだ。田嶋専務理事は協会と病院を2往復したあとの午後5時から、JFAハウスで容体などについて会見を行った。「17日も引き続き、集中治療室にいる。順調に経過して小康状態。所見に変わりはありません」と説明。それに続いて「集中治療室にいること自体、楽観できる状態にはない。良くも悪くもなってない。意識はない。あえてそうした方が本人にストレスがない」と厳しい状態が続いていることをうかがわせた。

 この日もCTスキャンによる検査を実施した。関係者は「脳に腫れ、出血、ヘルニアは見られなかった。右脳がやられており、左半身がまひしている状態。72時間小康状態を続ければ麻酔がとれ、自力で呼吸ができるようになる」と説明。倒れてから3日が最初のヤマになるという。現在は、血栓を溶解する治療を行っているものとみられ、他の部位で出血がないように安静状態を保つ必要があることから、あえて意識のない状態にしているもようだ。

 病院には深夜を含め24時間態勢で協会スタッフが最低2人以上、詰めるようにした。交代制で1人に多く負担が掛かることがないよう手配。また、見舞客も多く、ICU付近に「人が多くいるのが好ましくない」(同専務理事)と、家族、スタッフ、見舞客が待機する特別室も確保した。アシマ夫人、千葉監督の長男アマル氏も、同氏の千葉の練習と深夜を除いて病院に付き添っている。さらに今日18日にはクロアチア在住の長女イルマさんも来日する。

 田嶋専務理事は「ポジティブなことがあったら皆さんにお伝えしたい」と話したが、現状では事態の推移を見守るしかない。「万全の態勢を敷いたし、病院も誠心誠意、やってくれている」と回復を願った。

[2007年11月18日9時34分 紙面から]

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