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オジェック氏が次期日本代表監督に内定

オジェック監督はDF闘莉王をねぎらう 07年11月14日(共同)
オジェック監督はDF闘莉王をねぎらう 07年11月14日(共同)

 サッカー日本代表イビチャ・オシム監督(66)の後任に、浦和監督のホルガー・オジェック氏(59)が就任することが19日、明らかになった。オシム監督が16日に脳梗塞(こうそく)で倒れてから、日本協会は同監督の回復を祈りつつも、後任選びを進めていた。同監督の現場復帰が難しい場合に備え、カナダ代表監督や国際サッカー連盟(FIFA)技術委員などを歴任したオジェック氏を後任に内定した。すでに打診を済ませ、同氏も就任に前向き。早ければ12月のクラブW杯終了後にも、正式発表される。

 日本代表の新たな指揮官に、浦和をACL優勝に導いたばかりのオジェック氏が就く。日本協会はオシム監督が倒れた直後に、監督交代を準備。指導力はもちろんだが、日本サッカーや選手を熟知していることを条件に、後任としてオジェック氏を内定した。

 もちろんオシム監督が回復し、再び代表の指揮を執れるにこしたことはない。多くの関係者やファンも望んでいる。しかし、大病の後で後遺症も心配。66歳の同監督の体調を考えれば、激務を強いることはできない。来年2月にはW杯予選も迫る。この日、日本協会の田嶋専務理事も「オシム監督の回復を祈るのが先だが、いろいろな意味で危機管理をやっていく必要はあると思う」と早急な後任選びの必要性を口にした。

 オシム監督の体調不安は就任時から言われてきた。本人も、当初は健康状態への不安を理由に就任を固辞したほど。突発的に指揮官不在になる可能性は常にあった。日本協会は同監督の健康管理に気を付けながらも、水面下で「準備」を進めていた。ジーコ監督の後任としても名前の挙がったオジェック氏は、その筆頭候補。日本協会と浦和が密な連絡を取っていたことで、素早い対応ができた。

 オジェック氏はオシム監督との親交も深く、同監督が倒れる前夜にも1時間近く電話で話している。ともにFIFA技術委員の経験があり、守備を基盤に人とボールが動くスタイルも似ている。ここまで1年4カ月で築き上げた「オシム流」を継承するには最適な指揮官といえる。広大で地域差の激しいアジアでのW杯予選には、今季ACLを制した経験が生きそうだ。

 オジェック氏と浦和の契約は今季いっぱい。浦和側は契約延長のオファーを出しているが、まだサインはしていない。すでに日本協会から打診を受けている同氏は、就任に前向き。MF阿部、DF闘莉王ら浦和勢の多くが代表でプレーしていることから、新しいチャレンジへの不安もない。

 オジェック氏には、まだクラブW杯と天皇杯が残っている。12月3日から予定されている合宿は現体制のまま、大熊コーチを監督代行として実施。契約条件など細部を詰めて正式契約は来年1月から、浦和の今季全日程終了後にも正式発表される。日本サッカーに方向性を植え付けた「オシムジャパン」の後を受け、10年のW杯南アフリカ大会に向けて「オジェック・ジャパン」が始動する。

[2007年11月20日9時2分 紙面から]

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