<アジアCL:G大阪1-0山東(中国)>◇6日◇1次リーグ◇F組◇中国・山東省済南市

 1次リーグ突破を決めていた連覇を狙うG大阪はアウェーで山東(中国)と対戦。MF遠藤保仁(29)がイエローカード2枚を受け、前半ロスタイムに退場となったが、1-0で勝って5戦全勝とし、F組の1位通過を決めた。

 連覇を狙うG大阪が、勢いづく中国人サポーターを沈黙させた。前半ロスタイムに遠藤が2度目の警告を受けて退場となるという、まさかの展開。本来のパスサッカーができず、人数をかけて引き、相手の攻勢をしのぐ厳しい時間帯が続いた後半14分、DF橋本のパスを受けたレアンドロが相手DFのマークをかわし、左足でねじ込んだ。ACLは5試合で8得点、Jリーグを含めると8試合連続ゴールのブラジル人エースは「監督からは相手が積極的に来るから、そのすきを狙えと言われていた」と、誇らしげな表情だった。

 西野監督は「厳しいゲームだった。ハンディキャップを乗り越えて選手がよく戦ってくれた」とほっとした様子。これで20日FCソウル戦(万博)は消化試合。過密日程の中、主力を休ませ、17歳のMF宇佐美や高卒新人のFW大塚らを起用できる環境が整った。