<J1:浦和2-1広島>◇第17節◇11日◇埼玉

 広島が、攻守の切り替えの速さで序盤から浦和を圧倒した。カウンターから長短のパスを織り交ぜて、1トップのFW佐藤寿にボールを供給。前半6分には、浦和DFラインの裏に抜け出した佐藤寿が、MF柏木からのパスを左足でうまく合わせ、先制ゴールを決めた。浦和は前線4人の運動量が少なく、なかなか好機をつくりだせないまま、1点ビハインドで前半を折り返した。

 後半に入ると、広島の運動量が落ち始め、浦和が押し込み始めた。23分、FW高原のスルーパスに走り込んだFWエジミウソンが右足で流し込み同点。39分には、MFポンテのFKに飛び込んできたエジミウソンが頭で合わせて勝ち越した。そのまま逃げ切った浦和が、苦しみながらも勝ち点3をものにした。