<J1:鹿島1-0浦和>◇最終節◇5日◇埼玉

 浦和が序盤はボールを支配し、鹿島を押し込んだ。前半5分にはセットプレーから、DF闘莉王が強烈なミドルシュート。その後もMF山田を中心とした速いパス交換で、チャンスを量産した。鹿島も前半終了間際に猛反撃。同40分にゴール前フリーのMF野沢がシュート。同42分には左CKにFW興梠が頭で合わせたが、シュートは惜しくもクロスバーを直撃した。

 後半も開始直後は浦和が主導権を握ったが、先制したのは鹿島。後半21分、興梠がDF内田の右クロスを、ダイビングヘッドで押し込んだ。浦和はMFポンテ、エスクデロ、FW高原を立て続けに投入。追撃を図った。だが先制し攻守の余裕が生まれた鹿島に、攻撃をことごとくいなされた。同37分には闘莉王が、ゴール前に飛び込みこん身のヘディングシュートを放ったが、GKの正面をつくなど、浦和は最後までゴールを割れず。鹿島が逃げ切り3連覇を飾った。