清水河井が実戦復帰　大榎監督高評価

　昨オフに左ひざを手術した清水ＭＦ河井陽介（２５）が実戦に復帰した。２０日、清水三保グラウンドで韓国Ｋリーグの光州ＦＣと練習試合（４５分ハーフ）に後半２０分から途中出場。試合は０－０で引き分けたものの、河井はボランチとして高い位置でのボール奪取からチャンスを演出した。昨季の最終節から約２カ月半ぶりの実戦を終え「まだ試合勘は戻っていないけれど、これから取り戻していきたい」と力強く話した。

　昨季は本職ではないサイドバックでの出場機会が多かったが、今季は「前で勝負したい」と攻撃的ポジションでの定位置確保を狙っている。現在は左ひざにテーピングをしてプレーするが「（痛みは）気にならない」と完全復活も近い。頼れる司令塔の復帰に大榎克己監督（４９）も「ボールが落ち着く。あらためてサッカー偏差値が高い選手だと思った」と評価した。

　チームは鹿児島キャンプ中に行われたニューイヤー杯でＪクラブ相手に３連敗を喫した。この日も勝利することはできなかったものの、河井は「この時期にネガティブになることはない」と前向き。明日２２日の甲府との実戦に向けても「長い時間出たい」と意欲的だった。【神谷亮磨】

　［2015年2月21日10時20分　紙面から］