エスパルスのスピードスターが、結果で恩返しすることを誓った。清水FW村田和哉(26)の後援会「人生最幸」が25日、発足した。以前から親交があった静岡市内の企業の若手経営者が中心となり、正式発足が決まったという。

 これまでDF平岡康裕(28)やMF河井陽介(25)ら、県内出身の後援会はあったが、県外選手で発足するのは異例。村田は「すごくありがたいし、感謝しなければいけない」と話した。練習後には静岡市内で行われた発足式に出席した。昨季は出場29試合はすべて途中からだった。しかしリーグ終盤にはチームを勝利に導く決勝点を挙げるなど、残留に大きく貢献。今季は始動から好調を維持しており、22日のプレシーズンマッチ甲府戦では決勝点をアシストするなど、3月8日に迎える鹿島との開幕戦もスタメンが濃厚だ。

 今後はアウェー戦のバスツアーやオフシーズンにフットサル大会を開催予定だという。開幕前に大きなサポートをもらった村田は「活躍することが一番の恩返しになる。今年は飛躍しなければいけない」と、今季にかける決意を口にした。【神谷亮磨】