今夏に開催される予定のさいたまシティ杯で、浦和がドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトと対戦する可能性が高いことが16日、分かった。今年は2ステージ制が復活することに伴い、チャンピオンシップが行われる。加えて、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)などがあり、過密日程となるため、当初は同杯を行わない可能性もあった。

 だが03年の第1回から、2年連続で開催されなかったことはなく、今回が第10回の記念大会(09、12、昨年はなし)となる。そのため対戦相手を検討しており、フランクフルトと詰めの交渉を行っている。

 日程は現在調整中だが、1stステージと2ndステージの間となる7月4日か、東アジア杯が行われる8月上旬のいずれかになる見込み。ブンデスリーガは他の欧州リーグと比較し、開幕時期が早いため、来季の開幕を考慮する必要もあり調整している。

 フランクフルトは日本代表MF長谷部誠主将(31)と、FW乾貴士(26)が所属している。特に長谷部にとっては、浦和はプロ生活をスタートさせた古巣。日本代表として埼玉スタジアムでプレーしたことや、昨年行われた山田暢久氏の引退試合を訪問(試合出場はなし)したことはあるが、所属クラブでの凱旋(がいせん)は初めてとなる。実現すれば話題となることは間違いない。