J2札幌のバルバリッチ監督(53)が17日、札幌・宮の沢でのチーム練習で、前節長崎戦の敗因となった消極的DFにてこ入れした。DF陣と左右MFの5人がゴール前に引いて守るも、奪いに行けず受け身になったことで終始、主導権を握られた。

 この日、今季最長2時間40分に及ぶ全体練習のうち、大半を守備に割き、左右DFの選手に、積極的に前に出るよう指示。「常に5人が引いたままでは高校生でも大学生にでも回されてしまう。中盤の数が減っているのだし、どこかで誰かが飛び出して奪いにいくことが必要」と説明した。