両者2連勝で迎えた首位決戦は、引き分けに終わった。バックアップメンバーを含め、日本代表43人中7人が同じピッチに立った。

 前半、ホーム広島は精度の高いパスをつなぎ、決定機を何度も演出する。同16分にはMFミキッチ(29)がペナルティーエリア右手前でシュートを放つも枠をとらえきれず。その2分後、今度は左サイドでパスを受けたMF茶島雄介(23)がエリア手前でシュートを放つが惜しくもゴール上だった。対する浦和も前半22分、MF橋本和(28)が強烈なミドルシュートを放ったが、ゴールバーの上。0-0で折り返した。

 後半は、互いのGKがスーパーセーブを見せる。同13分、柏がドリブルで突破し、日本代表MF青山敏弘(29)へパス。青山が強烈なシュートを放つが、浦和の日本代表GK西川周作(28)の好セーブに阻まれた。浦和も同20分、途中出場のFWズラタン(31)が放ったミドルシュートが、DFに当たり枠内へ。しかし、広島GK林卓人(32)に片手ではじかれ、決めきれなかった。

 このまま試合は終了し、互いに連勝はストップ。勝ち点を分け合った。