入団前の精密検査で右膝半月板損傷が判明し、2月に鹿島から獲得内定を取り消されていたブラジル人FWジネイ(31=前ヴィトーリア)が8日、茨城県内で行われた鹿島ユースとの練習試合に出場した。

 患部の手術を受けて母国でリハビリしていたが、2日に再来日して“テスト参加”。術後はボールに触っておらず得点こそ奪えなかったが、1トップに入って実戦感覚を確かめた。13年のブラジル全国選手権1部で得点ランク2位の16点を挙げた186センチのFW。韓国、中国との争奪戦を制して1度は獲得しただけに術後もマークを続けていた。クラブ幹部は「10日から2週間ほど様子を見て、良ければ加入させたい」と説明。ヴィトーリアとの契約は満了しており、年2回の登録期間(ウインドー)外でも獲得できる。