山形が元チームメートの一撃に沈んだ。前半からロングボールを多用して相手を押し込み、高い位置でボールを奪う作戦でチャンスの連続。38分にはゴール前での混戦からDF石川竜也(35)が右足で狙ったが、相手GKの好守に阻まれた。40分にはロングスローからFW山崎雅人(33)がヘディングで狙うも防がれ、44分にゴール前に抜け出したMF松岡亮輔(30)が左足で放ったシュートはポストに嫌われた。

 後半もMFアルセウ(30)の強烈なミドルシュートなどで再三ゴールを脅かしたが、35分に元山形の鳥栖FW豊田陽平(30)にワンチャンスを決められた。

 シュート数で12対5と上回りながら、今季3度目の完封負け。山崎は「チャンスはたくさんあったし、悪いサッカーはしていない。続けていくだけ」と前を向いた。