山形MFロメロ・フランク(27)が、今日25日のホーム東京戦で3試合ぶりに先発する可能性が高まった。24日の練習では、開幕から6試合連続でスタメンだったFW山崎に代わって主力組の2列目でプレー。「前線でタメを作ったり、裏に抜けることを意識して、周りと連動しながら攻めたい」と意気込んだ。

 チームは4節湘南戦のフランクのゴールを最後に225分間無得点。今季唯一スタメン出場した試合で結果を残した男は「クロスからシュートまでは行けている。ゴールという結果を残したい」。全体練習後も2日連続でグラウンドに残り、左右両足のシュートの感触を確かめた。

 期待は1発だけではない。フランクの屈強なフィジカルを生かしたキープ力は攻撃の幅を広げる。「(ディエゴ、川西を含めた)前の3人の連係はとてもいい」と手応えは十分。日本代表経験者がそろう東京守備陣を切り崩し、ゴールだけを狙う。【鹿野雄太】