横浜MF中村俊輔主将(36)が再びけがで離脱することになった。クラブは3日、中村が右大腿(だいたい)二頭筋の肉離れで全治3週間と診断されたと発表した。1日の横浜市内での練習中に右太もも裏の痛みを訴え、2日に川崎市内の病院で検査を受け、同日山形戦(NDスタ)を欠場していた。

 2月に手術を受けた左足首のけがから、4月22日ナビスコ杯名古屋戦(パロ瑞穂)で復帰したばかり。その後リーグでも2試合に途中出場。先発復帰目前までコンディションを上げていたところだけにショックは大きい。それでも背番号10は「肉離れでも一番軽い。2週間でグラウンドに戻る感じ。40歳までやるために、しっかり体を作れということでしょ」と前向きに語り、早期復帰を誓った。

 チームはリーグで現在11位と結果が出ず、上位との差は開く一方。過密日程の中、FW伊藤、MF喜田、DF栗原ら主力も体調不良やけがを抱えている。5月反攻を狙うタイミングで再び、大黒柱抜きでの戦いを強いられることになった。