清水MF河井陽介(25)が節目の一戦を勝利で飾る。明日16日の横浜戦に向けてチームは14日、完全非公開で調整した。次節に出場すればJ1通算100試合出場を達成する河井はフルメニューをこなしたようで「(記録は)うれしいけれど、そこまで意識することはない」と平常心で臨む構えだ。

 異例の早さで節目の試合を迎える。河合はプロ1年目から32試合に出場すると、2、3年目も30試合以上に出場。本職は攻撃的ポジションだが、サイドバックなども器用にこなす。今季も開幕戦はサイドバックで途中出場し、3バックの新布陣となった今は本職に近い右サイドハーフでポジションを確保しつつあり「得点に直結するプレーができるので、ゴールに絡めるイメージはある」と話した。

 前節神戸戦では開幕戦以来、10試合ぶりの白星を挙げ、河井もフル出場で貢献した。次戦はMF枝村匠馬(28)と先発を争うことになるが、メンバー入りは確実。チームは16位と低迷しているだけに、勝ち点3は必須だ。河井は「ホームなのでしっかり勝てるように頑張りたい」と、今季初の連勝を誓った。【神谷亮磨】