優勝へ王手をかけている浦和が、清水との接戦を制し、開幕からの連続無敗記録を15試合に伸ばした。

 前半は両チームが互いに好機をつくった。12分に浦和MF武藤雄樹(26)の低いクロスにMF李忠成(29)がゴール前でフリーで左足を合わせたが、シュートはバーの上へ。清水も26分に左MFミッチェル・デューク(24)が中央へ切れ込んでシュートを放つなど、惜しい場面があった。

 試合が動いたのは後半7分。浦和FW興梠慎三が(28)がゴール前でこぼれ球を拾い、右足で打つとみせかけて切り返し、左足シュートをゴール右隅に決めた。浦和はこれを守りきって勝利した。

 この日、1試合消化の少ないG大阪が敗れていれば、浦和の第1ステージ優勝が決まっていた。だがG大阪は神戸と引き分けたため、優勝決定は持ち越しとなった。