J2東京Vは、障害のあるサポーターでもスタジアムで安全に、楽しく試合が観戦できるよう、Jリーグ初の取り組みを、今後も継続していくことを決めた。

 東京Vは4日の福岡戦以降、ホームゲーム全試合で「リレーションセンターTASKAL」という施設を会場内に設置する。

 これは、障害があったり、一時的に体の機能が低下しているファンにも試合観戦を楽しんでもらうための施設。「サービス介助士」の資格を有するスタッフが常駐し、対象となるサポーターへの情報提供や案内誘導等の対応を行っていくという。

 この施設は東京Vと「誰もが暮らしやすい共生社会の創造」を目指す公益財団法人日本ケアフィット共育機構が協力して設置されたもの。すでに6月21日に駒沢陸上競技場で開催したホーム熊本戦で、Jクラブとして初めて導入しており、それを継続していく。

 東京Vは、今後も2020年の東京五輪およびパラリンピックに向け、誰もが安心安全にスポーツを観戦できる環境作りに取り組んでいくという。