山形MF小椋祥平(29)がMFアルセウ(31)と「凸凹ヘアコンビ」を形成する。今日5日J2讃岐との天皇杯2回戦に向けた4日のセットプレー練習で、ダブルボランチを組んだ。8月に加入し、2戦連続先発の小椋は「行きすぎず、下がりすぎず。コミュニケーションを取りながらやりたい」と感触を確かめた。

 好対照の髪形だ。小椋は横浜在籍時の昨年後半からチョンマゲを続けている。「セットするのが面倒。髪形は特に意識してない」。髪を結び、ひたむきにボールを追う姿はまさに「侍」。一方の「用心棒」アルセウもこわもてに、さらに磨きをかけた。8月31日、愛妻にバリカンでベリーショートのモヒカンに刈り込んでもらった。「気分転換さ。気に入っているよ。ちょっと怖いぐらいがちょうどいいんだよ」とご満悦の様子。ともに中盤でにらみを利かす小椋は言う。「まず勝ってリーグにつなげていかないと」。ボール奪取にたけた侍、用心棒コンビで、相手讃岐を切り刻む。【高橋洋平】