日本サッカー協会で新たに導入される次期会長選挙へ向けた活動期間が始まった1日、有力候補とみられる原博実専務理事(57)が立候補に必要となる活動書類を選出管理委員会準備室へ届け出た。

 現役時代に日本代表で75試合37得点の実績を持つ原氏は、Jリーグの浦和やFC東京で監督を歴任。日本協会では強化担当技術委員長を務めた。

 会長選へ動向が注目される国際サッカー連盟(FIFA)理事の田嶋幸三副会長(58)も立候補の意向表明へ準備を進め、近日中に必要書類を提出するとみられる。東京都内で取材に応じた田嶋副会長は「ルールにのっとって、準備が整い次第お伝えする」と話した。

 次期会長選挙は来年1月21日に告示され、候補者が複数いた場合は同31日に評議員75人による投票が行われる。