5年ぶりにJ1に復帰した福岡の新体制発表が12日、福岡市内で行われ、就任2年目の井原正巳監督(48)と新加入8選手中6人が会見に臨んだ。今季は昨季立て直しに成功した守備力をより充実させるためGK2人、DF4人を補強。元日本代表DFの指揮官は「十分戦える戦力がそろった。昨年のベースを維持しながら、プラスアルファをもたらしてくれる選手」と期待。堅守カウンターの精度をさらに向上させる。

 中でも複数クラブ争奪戦の末、川崎Fから獲得したDF実藤友紀(26)の加入は大きい。同監督が併用する3、4バックの経験が豊富で、センター、サイドバックなどをこなす。実藤は「井原監督から1対1の競り合いなどを学び、成長したい」と弟子入り志願。新戦力が井原イズム吸収し、復帰1年目から台風の目になる。