サッカーなでしこリーグのアルビレックス新潟レディースは2日、16年シーズンの新体制会見を聖籠町のクラブハウスで行った。今季から指揮を執る辛島啓珠(けいじゅ)新監督(44)と、ルーキーのFW高橋美夕紀(22)、DF池田玲奈(18)が出席した。

 辛島監督は昨季、SC相模原の監督を務めた。09年から12年はJAPANサッカーカレッジの監督を務めるなど、新潟にも縁がある。「チームがこれまで積み上げてきたものをベースに、攻撃的なサッカーをしたい」と抱負を話した。

 その攻撃面で期待されるのが高橋だ。新潟医療福祉大の主将として、昨年12月のインカレでチームをベスト8に導いた。昨季、同大が初参戦したチャレンジリーグでは12得点を挙げて新人賞を獲得した実力派。「試合に出たら必ず得点を挙げたい」と話した。

 池田は新潟レディースU-18から昇格。出足の速い守備が武器。「レディースでプレーするのが目標だった。チームの勝利に貢献したい」と抱負を口にした。

 辛島監督は「タイトル獲得」をチームの目標に掲げ、高橋と池田はそろって「将来はなでしこジャパン入りを目指す」と個人目標を挙げた。【斎藤慎一郎】