J3のG大阪U-23(23歳以下)実好礼忠監督(43)が“2年ぶり”に行われる大阪ダービーへ闘志を燃やした。

 9日、大阪・吹田市内でC大阪U-23戦(10日、吹田スタ)に向けて非公開練習を実施。J3ではあるが、14年以来2年ぶりに大阪ダービーが開催される。

 実好監督は「(選手は)気合が入っているでしょう。自然とそうなってくるでしょうし(相手がC大阪で選手に)特に気持ちを持たせてやりたい」と、特別な思いを明かした。自身が現役時代「あまり相手は気にしていなかった」と言うが「セレッソだけはアップのときに自然と熱くなるものがあった。普段(相手が)気にならない自分でも意識していたので、選手もそうでしょう」。

 新本拠地の初ダービー。オーバーエージ(OA)枠で離脱中のDF岩下敬輔(29)が復帰するプランも浮上した。指揮官は「(岩下の起用は)可能性がある」と明言。J3では現在1勝1分け1敗で8位につけている。「勝つために(OA枠を)どうするか、というところ。(練習では)声を上げて盛り上げ、雰囲気作りできようになってきた。良い感じだと思う」と、手応えをピッチで表現する。

 既にJ1で2試合先発している新人のU-19日本代表DF初瀬亮(18)は「セレッソは(ジュニアユースの)中学の時から意識してきたものがある。結果にこだわっていきたい。アシストなり、点に絡めるようなプレーをしたい」とダービーに向けて意気込んだ。