仙台のMF梁勇基(34)が21日、全体練習に合流した。3月19日の名古屋戦で右膝外側側副靱帯(じんたい)を損傷。全治5週間の診断で離脱していたが、復帰の見通しが立ってきた。この日はミニゲームこそ参加しなかったが、居残り練習ではシュート練習を行うなど、汗を流した。

 動きは軽快、笑顔も見られた。しかし次節24日のアウェー神戸戦は「まだ難しいんちゃうかな」と実戦復帰には慎重な姿勢を見せる。チームはリーグ4連敗中でけが人も少なくない。だからこそ「今、無理して再発しても逆効果やし、練習試合などでちょっとでも(実戦を)やってからの方が良いと思ってる」。

 完全復帰は30日のホーム鳥栖戦となる可能性が高い。「これだけ(チームに)苦しいのが続いてはいるが、1つ勝てば変わる。自分もチームももう1度再出発するために焦らずいきたい」と前を向いた。