仙台のなでしこジャパンMF川村優理(26)が、先制ゴールを決めて勝利を呼び込んだ。前半42分、MF中野真奈美(29)の左CKを頭で合わせた。

 「(中野)真奈美からいいボールが来て、合わせただけ」と謙遜したが「相手がファーと予測すると思って」と、ゴール中央の位置から逆のニアサイドに駆け込んだ。

 勝ち点を13に伸ばした。4位の順位は変わらなかったが、敗れた首位日テレとの勝ち点差は3に縮まった。その日テレとは次節8日にアウェーで顔を合わせ、千葉泰伸監督(45)が「次が大一番」と捉える一戦。川村は「難しい試合になるのは確か。自分たちはチャレンジャー。勝たないと優勝は近づかない」と、静かに闘志を燃やした。