磐田の名波浩監督(43)が17日、選手の故障者続出を嘆いた。この日、今日18日のアウェー湘南戦に向けた練習を磐田市内で行ったが、先発予定だったDF森下俊(30)が、16日の紅白戦で臀部(でんぶ)の筋肉を痛めたことから、練習に参加しなかった。ふくらはぎの痛みから同日の練習に不参加だったDF宮崎智彦(29)は大事に至らず、先発の見込みだが、GKカミンスキー(25)MF松井大輔(35)ら7人は復帰のめどが立っていない。この現状を問われ、指揮官は「サッカーの神様もなかなか…。きつい試練だね」と漏らした。

 森下の代役は、リーグ戦初先発となる新加入のDFパパドプーロス(31)になる見込みだ。5日のナビスコ杯では連係不足を露呈したが、起用せざるを得ない状況。FWジェイ(34)も出場停止で欠くため、MFアダイウトン(25)が1トップに入る。

 GKは志村滉(20)が2試合連続先発出場が濃厚。前節東京戦(0-0)では、リーグ初出場で好セーブを連発しており、「自信になった。次は勝ちたい」と宣言した。【保坂恭子】