横浜が湘南に快勝した。

 前半39分、DF金井貢史(26)のロングボールにFWカイケ(28)が抜け出した。ドリブルでペナルティーエリアまで運び、中央へラストパスを供給すると、MFマルティノス(25)が右足で合わせて先制した。その後も勢いは衰えず、後半25分、MF斎藤学(26)のシュートが右ポストに直撃すると、その跳ね返りにカイケが反応し、2点目とした。さらに同29分には、MF前田直輝(21)の右CKをMF中町公祐(30)が頭で合わせて3点目を奪った。

 両足首痛のMF中村俊輔(38)を欠く中、幸先の良いスタートを切った。

 前田は「マチ君(中町)のおかげですけど、それ以外のプレーを見てみると全然ダメ。全体を100としたらアシストは1にも満たない」と満足しなかった。リオデジャネイロ五輪代表には選ばれなかったが「このパフォーマンスだったらまだまだ。第2Sでどこまでチャンスをもらえるか分からないが、質を高めていきたい。そこまで落ち込んでもいなかったし、もうマリノスのユニホームで輝くことしか出来ないので、今求められている輝きに応えていきたい」と切り替えた。