新潟は2-1で大宮を破り、第1ステージ第17節鳥栖戦以来、5試合ぶりの勝利で連敗を4で止めた。

 執念の逆転劇だった。0-1の後半21分、途中出場のMF伊藤優汰(23)のクロスをゴール前に詰めたMFラファエル・シルバ(24)が頭で押し込んで同点。その2分後、MF野津田岳人(22)が勝ち越しのミドルシュートを決めた。ラファエル・シルバは第1ステージ第6節磐田戦以来16試合ぶり、野津田は2試合ぶりのゴールだ。

 「少しだけ落ち着いてゴールを決めるだけだ」。前半にリードされた展開の中、吉田達磨監督(42)はハーフタイムに指示した。前半は11本のシュートを放ったが、ネットを揺らせなかった。後半、チャンスを逃さずに畳みかけた。勝ち点3と同時に、ゴールを奪う力強さも取り戻した。