横浜GK榎本哲也(33)の好セーブが光り、3大会ぶりに4強入りした。

 前半2分にいきなりピンチを迎えたが、とっさの反応でしのぐと同46分にFWカイケが先制点を奪った。だが、後半は大宮に攻め込まれた。同3分、大宮MFマテウスとの1対1を止めると、同28分の相手のヘディングシュートを足で止めた。最後まで集中を欠くことなく、1点を守りきり試合後はピッチで大の字になって勝利をかみしめた。

 榎本は「意味のある勝ち方だったし、マリノスらしいプレーができて、ただただホッとしている」と胸をなで下ろした。ここまで予選から全試合に出場し勝利に貢献してきた。「最後まで結果を出したいよね」と01年以来の優勝を見据えた。