横浜DF栗原勇蔵が自らのアシストで勝利を呼び寄せ、32歳最後の日を締めくくった。

 1-0の後半3分、相手のクリアボールを奪い、胸トラップでペナルティーエリア内に持ち込み、MF中町公祐(31)にパスを送り、ゴールをお膳立てした。

 栗原は「マチ(中町)が簡単じゃないシュートだったし、シュート練をやっても何本に1本かのシュートを決めてくれたので、自分はアシストがついてラッキーだった」と謙虚に話した。

 栗原をはじめ1点目のMF兵藤、3点目のMF前田とこの試合で得点に絡んだのは、リーグ戦でなかなか出番がない選手。「自分も含めてヒョウ(兵藤)だったり出られなかった選手が出てきて、その選手たちも出る力がついてきてるから平均的に力が上がってる。けが人がいても層はそれなりに厚い」とうなずく。

 18日に33歳の誕生日を迎える。試合後にはサポーターから2度もバースデーソングを送られた。「やばいよね。ひと昔前だったらとっくに引退してるんじゃない? 今の時代で良かったです」と笑いを誘った。