仙台レディースはホームで日テレに0-1で敗れた。力の限りに戦って善戦を続けていたが、後半25分に失点し、そのまま敗戦。日テレの2連覇を目の前にし、悔しさも倍増だった。

 雨が降り注ぐピッチ上でなりふり構わずボールと相手を追い回し、前半は無失点に抑えてみせた。攻撃面でも、ボールを奪い好機を何度も作り互角に戦った。それでも後半に入ると足が止まり、その隙を突かれてゴールを許す。嘉数主将は「悔しいです」と言葉を絞り出した。

 千葉監督は「隙のない相手の強さを痛感させられたが、持っている力は全部出せた」と成長を感じた様子。嘉数は「切り替えて全力を注ぐ。あと2つ(戦)、やってきたことを出し切る」と前を向いた。残り2戦、次節はホーム最終戦となる。【成田光季】