J1第2ステージで首位に立つ浦和は29日にアウェーの静岡スタジアムで磐田と対戦し、勝つか引き分ければ最終節を待たずにステージ制覇が決まる。

 28日はさいたま市内で最終調整し、ペトロビッチ監督は「優勝できればうれしいが、まだ先も見据えないといけない」と、年間王座への通過点と捉えている。

 浦和が勝って2位の川崎が負ければ、年間勝ち点1位も確定する。浦和、川崎、鹿島の3チームの争いが確実なチャンピオンシップは年間1位が決勝にシードされるため、監督は「ステージ優勝はあまり大きな意味を持たない」と話す。

 約1時間の練習では通常通りに紅白戦形式のメニューをこなし、前節の新潟戦を欠場した司令塔の柏木も参加した。

 15日にYBCルヴァン・カップを制覇。リーグ戦は5連勝と好調で、槙野は「この状況を楽しみたい」と自信を漂わせる。

 連勝を6に伸ばせばJ1制覇した2006年以来となる。指揮官は「これまで終盤に失速すると言われてきた。そんな過去を払拭(ふっしょく)したい。チーム状態は非常にいい」と確かな手応えを口にした。