横浜は4日、所属選手に来季の契約内容を通知し、38歳の元日本代表DF中沢らベテランに減俸を提示した。

 中沢は3季連続全試合フル出場を果たしながら今季の半額に近い厳しい条件で「必要ないと言われたようなもの。マリノスで引退したいが、外へ行ってくれという意味なのか」とショックを隠さなかった。

 横浜の編成は、2014年から資本提携を結び、強豪マンチェスター・シティー(イングランド)を傘下に置くシティー・フットボール・グループの影響力が強く、世代交代を進めたい方針。33歳の元日本代表DF栗原は50%以上の大幅減で、38歳の元日本代表MF中村も減額を提示されたとみられる。

 利重チーム統括本部長は「中堅、ベテランは大事だがクラブの成長のために難しい判断を迫られることもある。中沢選手とも話し合う時間はある。一緒に進んでいけると思っている」とし、今後の交渉の場で説明する。