DF中沢らベテラン選手に対して大幅な減俸を提示した横浜の契約更改交渉が7日、横浜市内でスタートした。

 代理人が交渉に臨んでクラブ幹部から今後の方向性を聞いたMF中村、FW斎藤、GK榎本を含めて5選手が第1回の交渉を終えた。今季は年間勝ち点10位に終わったクラブは大きな転換期を迎えようとしている。その現状を踏まえ、選手会長の中町は「マリノスに対するロイヤルティー(忠誠心)を感じる選手たちが集まりたいし、感じる組織になっていかないといけない」と、率直な思いをぶつけたという。モンバエルツ監督の去就が不透明ということもあって、FW伊藤は「どういうサッカーにしてどこを目指すのか明確にしてほしい」と要望したと明かした。今季の1億2500万円から半額に近い提示を受けたDF中沢の契約交渉の日時は未定だという。