来季J2に降格する名古屋の元日本代表GK楢崎正剛(40)が11日、チームに残留し、現役を続行する意向を明らかにした。リーグ最終戦後初の全体練習に参加し「もういいんじゃないかと一瞬よぎったが、もう一回立ち上がって、このチームを(J1に)戻さないといけないと思っている」と話した。

 今季途中から指揮を執ったボスコ・ジュロブスキー監督に加え、DF田中マルクス闘莉王ら多くの選手が退団する。「来年も一緒にやれると思っていた。今のところチームが見えてこないのは不安だが、いい方向性になると信じている」と語った。

 初優勝した2010年に最優秀選手賞に選ばれるなど活躍してきた楢崎は、降格が決まった3日の湘南戦後は「何も考えられない」と進退を明らかにしていなかった。