G大阪が来季からJ2に降格する名古屋の元日本代表MF田口泰士(25)の獲得を目指していることが24日、分かった。補強ポイントとなる攻撃的なポジションをこなせる元日本代表に白羽の矢が立った。G大阪は主力のMF大森が神戸、MF阿部は川崎Fへの流出が濃厚。獲得を目指したKリーグ城南の韓国代表FW黄義助(ファン・ウィジョ)とは個人間で合意しながら、クラブ間で破談となり、黄が城南残留を表明していた。

 田口は今季名古屋で主将を務め、ボランチが主戦場ながら攻撃センスもたける。ミドルシュートが持ち味で、今季は27試合2得点。うち5月21日鹿島戦で決めた得点が今季のJ1最優秀ゴールに選出された。14年のアギーレジャパン時代には日本代表を経験。国際Aマッチ3試合に出場。他にも鳥栖、柏、J2京都が獲得を目指しており、G大阪にとっては争奪戦となる。