G大阪が元広島でUAE1部のアルアインに所属するブラジル人FWドウグラス(29)の獲得交渉を行っていることが4日、分かった。関係者によると、26日の開幕甲府戦(ホーム)出場に間に合うよう、条件面で話し合いを続けている。

 G大阪は昨オフからFW補強に動いたが、川崎Fの日本代表小林悠の獲得に失敗、韓国代表の黄義助(ファン・ウィジョ)とは個人間で合意しながら所属するKリーグ城南との交渉で破談となった。前線の補強ができないまま始動し、練習試合2戦では格下相手に納得いく形で得点できず、長谷川監督も「もっと点を取らないと勝てない」と苦境を認めていた。

 ドウグラスは広島時代の15年に得点ランク2位となる21点を記録し、J1制覇に貢献。16年にアルアインへ移籍し、ACLでは11年ぶりに決勝へ押し上げた。Jリーグの経験も豊富で、獲得できればG大阪にとって大きな戦力となる。