熊本でミニ合宿中の北海道コンサドーレ札幌は2月28日、次節横浜F・マリノス戦(ニッパツ)を想定した戦術練習などで汗を流した。この日、別メニューで調整中だったFWヘイス(27)とFW金園英学(28)が、そろって全体練習に復帰。開幕戦無得点に終わった攻撃陣の競争が、一気に熱を帯びてきた。

 戻ってきた2人のFWが、さっそく華麗な連係を見せた。横浜戦を想定した戦術練習で同グループに入り、左サイドを駆け上がった金園のクロスに、ヘイスが頭で合わせてシュート。「第1段階として、今週はコンディションを整えていくことを目標にしている」とマイペースのヘイスだが、柔らかなボールタッチは健在だった。

 金園は左太もも裏痛から12日ぶりの復帰。ヘイスは2月5日の浦和との練習試合で右ふくらはぎを痛め、開幕戦出場を逃した。古巣、仙台との開幕戦を「ホテルで見ていた」という金園は「出たかった思いもあったし、悔しかった。『何やってんだろう』って」。体の状態については「今日は抑えめだったけど、良かった。選手である以上は試合に出たい」と、4日の次戦へ向け意気込んだ。【中島宙恵】