ワールドクラスがやってきた。なでしこリーグのマイナビ仙台は19日、オーストラリア代表FWケイトリン・フォード(22)の入団会見を開いた。

 フォードは16年にアジアサッカー連盟の女子年間最優秀賞を受賞。8日まで開催されていたアルガルベ杯で母国を4位に導いた。「FWとして得点につながるプレーを」と活躍を誓った。

 入団の経緯を「日本代表は技術面において優れていた。成長につながると思う」と話した。クラブは昨季まで3季連続で皇后杯は4強入りしているが、「皇后杯決勝まで行けるようにしたい」と語った。「スピードに乗って相手に攻め込む」と自らのプレースタイルを説明した。

 クラブは仙台市内で、ジュニアユースと練習試合(45分×3)を行い、7-1で勝利。フォードは出場せず、ランニングなどをこなした。リーグ戦開幕(26日、アウェー千葉戦)までちょうど1週間となった。越後和男新監督(51)は「1、2本目に出ていた選手がベースになる。最終的に優勝争いできるチームになれば」と、FWに抜てきされた元日本代表の中野真奈美(30)らに期待を込めた。また、新設されたクラブの業務棟の竣工(しゅんこう)式も行われた。