ブラインドサッカー日本代表が、王国相手に攻撃的なスタイルを披露した。日本は20日、フットメッセ大宮で行われた国際親善試合「さいたま市ノーマライゼーション杯」でパラリンピック4連覇中のブラジルと対戦。1-4で敗れたものの、FP黒田智成(38)がゴールを決めるなど強豪相手に臆せず打ち合った。

 1000人を超す観客に入場制限も出た試合。前半3分に先制されたが、日本は守備的にならなかった。攻撃に人数をかけ、ブラジル陣でゲームを展開。「練習通り」に同点ゴールを決めた黒田は「やっていて楽しいし、見ている人もおもしろいと思う」と胸を張った。20年東京大会の目標は金メダルの獲得だ。「ホームで世界を相手に点を取り、圧倒的に勝ちたい」と、大きな野望を口にしていた。