川崎フロンターレは31日、神奈川・川崎市内で4月1日のアウェーのベガルタ仙台戦に向け調整を行った。FW森本貴幸(28)が発熱で練習を欠席し、負傷者と体調不良を含めて11人が離脱する事態となった。

 右膝を痛めているMF阿部浩之(27)の代役には、大卒2年目のMF長谷川竜也(23)が濃厚。長谷川は前日の練習で左足首を痛めたが、夜を通しての懸命なアイシングが奏功し、ピッチに立てるまでに回復した。「痛みは残っているけどやれる範囲ですし、普通に動ける」とキッパリ。今季リーグ初先発には「自分がどれだけできるか楽しみ。自信を持って臨みたい。自分で仕掛けてリズムをつくりたい」と意欲を見せた。

 昨季は度重なる肉離れに泣いた長谷川は、今季は走り方から見直し、ストレッチなどのケアで負傷予防に励んできた。「けが人が多い状況で、自分たちみたいな若い選手が結果にこだわってやれるかが、チームにとって必要。チームへの献身性を忘れずにやりたい」と勝利貢献を誓った。