序盤は、拮抗(きっこう)した展開が続いた。

 両チーム無得点のまま前半を折り返したが、後半入るとホームのジュビロ磐田が徐々に主導権を握った。同13分、MF宮崎の左クロスからMF桜内が強烈な左足シュートを放つもGKの好セーブに阻まれる。同24分にはFW川又が、ドリブルから左足。同32分にもMF中村俊の右クロスを頭で合わせたが、シュートはいずれも枠を外れた。

 先に試合を動かしたのはサガン鳥栖だった。同43分、右CKに合わせたFW豊田が頭で決めて先制した。それでも、ここから磐田が意地を見せる。同44分に中村俊の右クロスからMFアダイウトンの右足ボレーで同点。同ロスタイムには、ゴール前のこぼれ球をMFムサエフが押し込み、勝ち越しに成功した。

 終盤の点取り合戦を制した磐田が、ホームで勝ち点3を積み上げた。鳥栖は今季初の連勝とはならなかった。