ロアッソ熊本が熊本地震復興支援マッチと銘打たれた本拠地での松本山雅FC戦を2-0で制した。この日は昨年の「本震」から1年で、修復工事を終えバックスタンドへの入場も解禁。サポーターの熱気も力に連敗を4で止め、開幕戦以来7試合ぶりの2勝目を挙げた。

 熊本の元日本代表FW巻が「特別な日」の勝利に貢献した。前半40分から途中出場。後半36分の直接FKにゴールに飛び込んだ。「少しボールに触っていた」ものの得点にならず。それでも「気持ちを前面に出した」と胸を張った。修復工事を終え、クラブの公式戦では全客席を初めて使用。被災地支援に奔走してきただけに「知ってる子ばかりでぐっと来た」と感慨深げだった。