プロ初得点を狙うガンバ大阪のU-20(20歳以下)日本代表MF堂安(どうあん)律(18)が、今日21日のホーム大宮アルディージャ戦で攻撃の起爆剤になる。20日、大阪・吹田市内で非公開調整。東京五輪世代のエース候補は2トップの一角として先発が濃厚で「どこ(の位置)で出ても点を取りたい」と言い切った。

 チームは1分け2敗の直近3試合で、前節の2得点だけに終わっている。負傷離脱中のFWアデミウソンとともに、今季2トップの主軸を担うFW長沢は、そろって約1カ月半ゴールから遠ざかっている。自慢の攻撃陣の勢いを取り戻すため、今回はFWにメスを入れる可能性が高く、堂安の相棒は鹿島から新加入のFW赤崎が濃厚。赤崎は「律(堂安)はポテンシャルのある選手。律を使いながら自分も周りをついていければ」。新生2トップがゴールを狙いにいく。

 堂安は、スタートから出れば初のFW先発となる。プロ初ゴールに期待がかかる18歳は「(FWは)得点を取らないといけない位置だと自分でも感じている」。長谷川監督からも「明日は、堂安律が頑張ってくれれば」と、キーマンに指名されていた。【小杉舞】