川崎フロンターレが清水エスパルスに2万ゴールの記念弾とロスタイムのラスト1プレーで同点弾を被弾し、3試合連続で引き分けに終わった。

 J1通算2万ゴールは清水エスパルスのMF金子翔太(21)が手にした。前半14分、縦パスをカットすると、カウンターに転じ、FW鄭大世(33)のアーリークロスを金子が左足で合わせ、メモリアルゴールを達成した。

 先制された川崎Fは圧倒的にボールを保持し攻め続けるが、守備を固めた清水に大苦戦。後半11分にはDF車屋紳太郎(25)がミドルシュートを狙うが枠をとらえられず。だが、次第に足が止まった清水のブロックを崩した後半17分、MF中村憲剛(36)の縦パスをMF阿部浩之(27)が左足ボレーで流し込み移籍後初ゴールを決め同点に追いついた。後半28分にはMF中村の今季3ゴール目で逆転。このまま勝ち点3を手にしたかと思われたが、ロスタイムのラスト1プレーで清水MFチアゴ・アウベス(24)にゴールを決められ、勝ち点3が逃げていった。これで川崎Fはヴァンフォーレ甲府、北海道コンサドーレ札幌、清水に3戦連続で引き分け、スタジアムは静まり返った。