Jリーグの村井満チェアマンが、J1通算2万ゴールが決まった川崎フロンターレ-清水エスパルス戦を観戦した。後半終了間際に、清水が同点に追い付く展開だっただけに、試合後は開口一番「すごい幕切れだったね」と話した。続けて、21歳の清水MF金子が挙げた2万ゴールについては「彼が生まれた時にはJリーグが始まっていて、最初のころからの積み重ね」と、93年のJリーグ創設からの歴史をかみしめていた。

 また、16日のセレッソ大阪戦で、ガンバ大阪サポーターがナチス・ドイツを連想させる応援旗を掲げていた件についても言及した。当面は、応援旗を掲げた当事者を特定させて、事情を聴くことを優先するとした上で「政治的な思想があったのか、なかったのか。悲しい思いをした人が世界中にいるのは事実。2020年に向けて国際化していく中で、知らなかったとか、そういうことではなく、認識をあらためないといけない」と話していた。