ベガルタ仙台は公式戦3試合連続3得点と大勝し、MF三田啓貴(26)のJ1通算100試合目に花を添えた。

 三田は後半10分、MF梁勇基(35)のクロスをペナルティーエリア内で受けた際に相手DFに倒され、PKを獲得。これをFWクリスランが冷静に決めて、先制に成功。さらに得意のFKでも好機を演出した。

 三田は「勝って(通算100試合を)達成できて良かったです」と喜んだ。明大4年時の12年に東京の特別指定選手となり、同年8月の大宮戦でJ1デビュー。「試合の数は気にしたことがなかった。サポーターから言われて知ったくらいです。出ているだけじゃ意味がない。チームの勝利に結びつきたい。もっとレベルアップできるようにしたい」と誓った。

 リーグ戦5試合ぶりの勝利に「勝ち点を積み上げられて良かったです」と語った。苦しんだ4月だったが、公式戦2連勝で締めくくった。「1点取って流れが変われば、余裕を持ってプレーできる。それが前半からできるようになりたい」と、ルヴァン杯大宮戦(5月3日)を見据えた。