J2徳島ヴォルティスは4月30日、前日29日のアウェー・ジェフユナイテッド千葉戦でボールボーイの少年に乱暴な振る舞いをしたDF馬渡和彰(25)に、謹慎処分を科すと決定した。期間は一発退場となった馬渡に対してJリーグ規律委員会が処分を決めるまでで、厳重注意も行った。徳島の最終的な処分は、規律委員会の処分が確定後に下される。

 馬渡はクラブを通し「私が引き起こした行動は、いかなる状況であれ認められるわけがなく、あってはいけない行為だったと深く反省しています。不快な思いをされたみなさま、Jリーグを支えてくれているみなさまにおわび申し上げます」と謝った。前日の試合後にはマッチコミッショナー同席でボールボーイにも直接謝罪。岸田社長も「プロサッカー選手としてあってはならない行為」とコメントした。

 また、クラブは試合後に応援エリアから徳島サポーターが別のボールボーイに対してかけた水とみられた液体が「アルコールと思われる」と発表した。2つの行為に対して、あらためて謝罪した。行為者の特定には至っていないが、岸田社長は「特定次第、厳正な処分を科す」と明言した。