北海道コンサドーレ札幌は今日6日、本拠地の札幌ドームで、最下位の大宮アルディージャと対戦する。クラブ最年長のMF河合竜二(38)は、今季リーグ戦では初の先発出場が濃厚だ。開幕から全9試合にセンターバックで先発フル出場しているMF横山が、契約上、大宮戦に出場できないため、最後列の司令塔を務める可能性が高い。4試合ぶりの白星奪取へ向け、経験豊富なベテランは「声を出していきたい」と、気合を入れた。

 チームは5日、札幌・宮の沢で、6対6プラス1のミニゲームで汗を流したほか、攻守のセットプレーを確認した。大宮とは、4月26日のルヴァン杯で対戦したばかり。この試合で先発出場した河合だったが、右太もも裏を痛めて、ハーフタイムでベンチへ退いた。今月2日に全体練習に復帰。「大丈夫そうです。いい準備は出来ている」と、先発出場に支障はない。

 ゴールデンウイーク中とあって、この日の練習場には多くの見学者が集まった。「僕たちもパワーをもらえる」と、本拠地サポーターの声援に期待を寄せる。「大宮は前節で浦和に勝って、勢いに乗っている。残留争いのライバルになると思うので、勝ち点3を取るだけ」と意気込んだ。【中島宙恵】