北海道コンサドーレ札幌は今日14日、本拠地の札幌ドームで、第10節を終えて3位のガンバ大阪と対戦する。11日の練習中に首を痛めて別メニュー調整となっていたDF福森晃斗(24)が、痛み止めの薬を飲みながらも全体練習に復帰。強行出場への意欲を見せた。

 本番を翌日に控えた13日、ピッチに戻った背番号24は、順当にフルメニューを消化した。ミニゲームでは定位置の左DFなどを務め、動きを確認。「振り向く時に少し痛いけど、試合に出る時はアドレナリンが出るから大丈夫。気にしている暇はない」と、頼もしい言葉を口にした。

 セットプレーの肝となるキッカーだけに、大事に至らず、周囲はひと安心だ。本人も「(G大阪には)フリーキックの名手の遠藤さんもいるし、高校の先輩の藤本さんもいる。追い付き、最後は追い越せるように日々やって来た。対戦機会があれば楽しみ」と、やる気に満ちあふれる。

 チームは開幕からホームで6戦無敗と不敗神話を継続中。「3位のチームをしっかりたたいて初の連勝で、良い方向に向かっていければ」。本拠地の利を生かし強敵退治に挑む。【中島宙恵】